此処は、暴走的な雛向 莉嗚*のつまらない日記です。 最近、小説を執筆中。勿論、趣味で。
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黒髪を掻き分け、僕の傍にいる女性。公園のベンチでサンドイッチを少しづつ齧りついていく僕。
女性は推定年齢18歳から25歳だろうか。横目でちらちらと見ながら、推測を立てていく。
喉が渇いてきた。潤いを保つために、甘すぎる紅茶を手にする。
砂糖が効きすぎているのではないのだろうか。舌が痺れ始めてくる。甘すぎる、甘すぎる。
僕の隣に座った女性が、苦難している僕の方を見てにこりと笑った。
美しすぎて甘すぎた。舌がさきよりも数倍痺れている。
そうして、赤い果実のような唇が動き始めた。小さな声で、何を言っているのか聞き取れなかった。
もう一回と頭を下げて頼んだところ、女性は仕方が無いという罰の悪そうな溜息をつき、もう一度口を開いた。

「それ、私のですから飲まないでください」

一気に僕の周りの景色が変わった。
赤く地獄のような景色に変わった。女性は紅茶を右手に持って、穴に落ちている僕に手を振る。
「さようなら」と言っている様で、ゾクゾクっとした。恐ろしいという思いが僕の心を駆け巡る…。
そういえば、この女性。どこかで見たことがある。ファミレスでか?コンビニでか?
…、いや違う。この女性は僕の理想の女性だ。僕の心の中に住み着いている小悪魔の女性。
何よりも甘くて世界を支配しているような女性なのだ。



朝日が目に染みる。まん丸の臍を出しながら、「僕」は床に寝転がっていた。
パジャマは皺くちゃで、布団と枕はよだれで占領されていた。
「夢か…」と呟き、リビングへ急いだ。
リビングにはフリフリしたエプロンをつけた女性が立っていた。夢に出てきた女性に似ている。
僕は体を震わせ、「おはよう」と呟いた。突っ立っている女性も「おはよう」と返してくる。
「小説のネタ思いついたんだ」と椅子を引きながら彼女に語りかけた。「そう」と彼女は言ったきり、僕の方を向いてはくれない。
1分かそのくらい経った頃、突然彼女が口を開いた。
「小説の題名は?」
その姿と声は夢に出てきた女性に似ており、艶やかな純和風系な雰囲気をかもちだしていた。
その姿に負けじと僕は、砂糖が入っているであろうカップを手に取り、胸を張った。

「勿論、世界は砂糖で生まれたさ」

彼女はにっこりと笑い、砂糖のように崩れ落ちていった……。
太陽の光は無くなり僕の周りは闇に包まれた。

この話は僕の空想上の話である。真実か否かは、誰にも分からない。そして、僕にも彼女にも……。

【世界は砂糖で生まれた】 fin
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プロフィール

雛向 莉嗚*

Author:雛向 莉嗚*
HN@雛向 莉嗚*
年齢@推定12歳
趣味@バスケ、PC、お絵描き
好きなアニメ@メジャー、マイメロディーetc・・
好きなアニメキャラ@小暮、清水、寿也、琴
好きな曲@粉雪、3月9日、チェリー
ダラダラ度@100%中1000%(ぇ
一言@ダラダラ日記ですが、どうぞ宜しく頼みます!

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